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叔母の人生最後の夢を叶えろ!⑦【完結】

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②社会人編
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いよいよアメリカに到着。入国は不思議と難しくありませんでした。本当にすんなりと。これは日本へ帰国する時に、改めてとても驚くことになります。いよいよ叔母と再会します。

1 宿泊ホテル

ここを拠点としました。到着初日は時差ボケもあり、ホテルに直行そして眠りました。

2 二日目

叔母と再会!!喜びも束の間。何と言っても日本へ戻るためのコロナ陰性証明をゲットしなければなりませんのですぐに検査場へ直行しました。

検査結果は、当日夜にメールで来ることになっていましたが、結局翌朝到着。これがアメリカの陰性証明です。見事にゲット!

3 三日目

万が一のトラブルを想定し、予備日としてました。無事に陰性証明を手に入れましたので、叔母と食事に出かけました。

実はこれが重要。叔母とは日本、アメリカと遠く離れていたので、実は数回しかあったことがありません。しかも叔母は、末期がんと痴呆症を患っている。

とにかく叔母とたくさん昔話をして思い出してもらう努力をしました。幸い叔母は、兄である私の父のことをとても信頼していたようで、私の父の名前を出すととても良い反応をしてくれました。

(親父!お前はナイスな兄貴だったぜ!)

4 四日目

いよいよ日本へ帰国です。片道11時間の道のりです。空の旅が楽しいのも、2,3時間ではないでしょうか。

叔母の容態を鑑み、帰りはビジネスクラスだったのが唯一の救いでした。やはり横になれるってとてもうれしい。いつも叔母の容態を気にしながらの空の旅でした。

5 日本到着

到着してから大変だった。普通の入国審査に入る前に次の手続きを行いました。

(すべて撮影NGだったので検査場をお見せできませぬ>Д<!)

(1) PCに個人情報他、様々な情報を求められて入力しました。そして以下のQRコードを発行。これを後で提示することになります。

ちなみに私は、3人分入力することに。それはそうです。高齢者の方にはなかなか酷な作業でした。周りで途方に暮れる高齢者の方もおりました・・・・

空港の担当の方も大忙しでした。(私はPC作業が得意なのですが、本当に入力項目が多くて・・・・)

(2)次はこれ。新型コロナの陰性検査(唾液検査)を行い、番号が発行されます。結果が出るまで約1時間待ち。(ちなみにこの時点で結果待ち人数約300人!)

(3)検査待ちの時に次の対応。アプリを入れなければならないという…その名も「MYSOS」だそうな。いろいろ説明を受けて、アプリをインストール。

そうです。ここでも3人分やるはめに。日本って本当に高齢者に優しいのだろうか・・・。

(4)これが「MYSOS」というアプリ。画面下の3つのボタンを見ていただければ、何が目的かすぐにわかると思います。①自宅の場所、②健康状態の報告、③移動先(現在地)

万が一コロナの症状が出た時のトレース用なのでしょうか。なんか微妙です。

(5)いよいよ呼ばれました。これが陰性証明なのでしょうか。これを提示すると入国ができました。この税関に入る前の手続きだけで、3時間以上かかりました。もうくたくたです。

6 自宅へ到着

空港からタクシーに乗り無事に自宅へ。叔母さんとうとう日本に、我が家に帰ってきたよ。良かったね。これで私のミッションは完璧にクリアと思っていたら・・・・。

7 日本へ到着した翌日

なんと叔母が涙を流して私に訴えます。日本へ帰りたいと。私は何度もここが日本だよと説明しても、叔母はここがアメリカだと言い張ります。

3時間ほどそんなやり取りをしました。町に出てここが日本だと言っても叔母はアメリカだと言い張ります。なぜか・・・・

ようやく分かりました。叔母が本当に帰りたかった日本は、自分の記憶にある日本。つまり50年前の日本だったのです。

それが分かった時、自分の無力さを痛感しました。そして私は叔母の最後の夢を叶えることはできなかったんだと思いました。

8 後日談

叔母は痴呆症も患っているたため、症状の重い時と軽い時があります。軽い時には軽快に笑い、日本に帰ってこれてよかったと言ってくれます。

しかし症状が重い時は、先ほど書きました通りです。私のミッションはここでクリアとなりましたが、パーフェクトでなかったことが残念でなりません。

でも満足してくれたのかな。私の今年最大のミッション。ここに終了。(終わり)

9 おまけ

アメリカ滞在中の私の最大の相棒はこれ!真鍮製の栓抜き(笑)。だってBudweiser(ビール)が瓶なんだもん! Budweiser うまいね!

日本へのお土産はこれだけで十分!ちなみに、10ドル(約1300円)もしたんだぞ!!(高い!)

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