息子がマルチ商法に引っかかった④

息子がマルチ商法に引っかかった。息子の友人二人も巻き込んでしまっている大事件。まずは、一人クーリングオフが成功。あと二人の対応を進めます。

【息子と友人の現在の状態】(２０２２年３月時点)

①息子契約締結後(役務提供後)89日経過・・・(解約通知発送済み！交渉中！)

②A君　契約締結後18日経過。役務提供はまだ受けていない。・・・(100%返金完了！)

③B君　契約締結後44日経過。ただし、役務提供はまだ受けていない。

ひとまずリミットぎりぎりの息子については、中途解約通知を送っていますので、次のＢ君の状況確認に入りました。すると次の通り確認できました。

・クーリングオフ期間は経過しているが中途解約期間は、まだまだ十分にある。

・まだタブレットを受け取っておらず、役務の提供も受けていなかった。

私の考えでは、クーリングオフ期間は経過していても、役務提供を受けていないならば100%返金が可能なのではないかと考えました。

そこで自分の地域を受け持つ消費生活センター(目黒区)へ連絡し、相談してみました。すると、息子の件では相談を受けるが、友人は他の行政区所管(小金井市)なのでＮＧとのことです。

やむを得ないので、息子の件で相談し、その内容を把握して息子の友人Ｂ君に、後日直接面談して伝えることにしました。(息子の方は後日まとめます！)

Ｂ君と面談内容は次の通りです。

【息子からＢ君への直接お伝えした内容】

・現在契約している金融セミナーはマルチ商法であった。その事実が分かったので中途解約することにした。

・マルチ商法と知らず、Ｂ君を勧誘することになり、心から謝罪した。

・勧誘した自分が解約するので、Ｂ君もこのままマルチ商法に参加するのはどうかと思うので、解約してはどうか。(お勧めしてみました。)

以上です。その後私からもＢ君が解約する意向であれば、最大限サポートするので意向を聞かせてほしいと申し出ました。

すると、Ｂ君も中途解約する旨答えてくれました。私は、息子と共に、マルチ商法とは知らずに勧誘してしまったことを改めてお詫びしました。しかし、この後Ｂ君から驚くべきことを聞くことになります。

【Ｂ君の驚くべき過去】

・実は以前にもマルチ商法に引っかかり、約百万円の借金を作ったことがある。その際に両親に相談し、借金を肩代わりしてもらった。

・両親からは、今後マルチ商法に引っかかることは絶対に許さん。消費者金融への借金も絶対に許さんと言われている。

・しかし今回もすでに消費者金融に全額借金(４２万９千円)しているので、両親に相談することができない。(こ●される～と言っていました。)

私は正直になところ、Ｂ君は学習能力がないのかと開いた口が塞がらなかった思いです。(私の息子が勧誘したことを棚にあげて申し訳ない。)

なるほど・・・マルチ商法、特殊詐欺など、なんども引っかかる人は引っかかるんですね・・・

【私からＢ君へのアドバイス】

・Ｂ君の場合、クーリングオフ期間は経過しているものの、中途解約期間内であり、まだ期間が約45日もあり余裕がある。

・中途解約でも90%返金が保証されているが、そもそもまだ役務提供を受けていないため、業者と交渉すれば、100%返金も可能でないかと思われる。

・これらの情報と契約書の写を持って、小金井市の消費生活センターへ相談に行ってほしい。もちろん両親にも相談してほしい。

・中途解約の通知書を送るとともに、役務提供を受けていないことを理由に100%返金を目指してはどうだろうか。

以上です。先ほども触れましたが、両親への相談は頑なに拒んでおりましたが、いよいよＢ君も悪徳業者との交渉が始まりました！(つづく)