この記事は、私が学んだ「デールカーネギー」 の 「人を動かす」 を活用し、 私が日々の営業活動でどのように顧客との人間関係を構築していったのかをご紹介し、みなさんの日ごろの悩みの解決につながることを目的にしており、 その第三弾となります。 それではエピソードに入っていきましょう。
※お時間がない方は、一番下の【そこで皆さんに是非お勧めしたいこと】(まとめ) をご覧ください!少しでもお役に立てると思います。
【今回のキーポイント】
・重要感を与える。誠意を込めて。
・笑顔で接する。
【エピソード】
私は、クライアントFに毎日配送物を集荷に伺っています。 しかし、 それはほんの一部で、ほとんどは他社を利用しています。 そんな中、 一度配送物全般を扱わせてもらえるよう提案したいと日ごろから考えていました。
まず、事務担当のfさん (女性の方) に好印象を持ってもらう必要があると考え、 毎日欠かさず次のことをしようと考え、実行しました。
① 自分の最高の笑顔で、 大きな声できちんと挨拶をしよう。
そのうち毎日の集荷の際に、 事務担当のfさんと少しずつ世間話を出来るようになってきました。そこで私は、F社の配送物全般の取扱いについて、 一度提案を聞いてほしいと頼み、機会を頂くことが出来ました。恐らく毎日の努力が実ったのかなと自己評価しています。そして、私は心の中で次のこと決心して臨みました。
② fさんが会社でどれだけ重要な仕事をしているのか誠意を込めて説明してみよう。
そして、そのお手伝いをさせてほしいことを訴えよう。
会議室に通されて、早速fさんが日ごろ行っている通常業務について、2,3質問しました。その内容は、会社の庶務的な事務全般、特に各部署の配送物のとりまとめや発送事務について、結構負担が大きいことが分かりました。
そこで私は、「どこの会社もそうですが、 fさんのように総務担当で各社員さんの庶務的な事務を行いながら、 発送事務を行うのは本当に大変ですよね。 そして、 実はfさんのように総務担当の方がいるからこそ、 会社がうまく回っていくだと思います。」 と申し上げました。
fさんは少し嬉しそうな表情をしています。 そして続けて、「どうも私の方で、fさんのお仕事を少しですが効率化できそうな気がします。 発送事務は、 一見してルーティンワークの最たるもののように思われがちですが、 実は重要な書類例えば、 請求書、見積書、 場合によっては契約書など絶対に紛失できないものもありますし、 お客さまへきちんとお届けする商品(荷物)の発送だってあります。 だからこそ重要な仕事だと考えております。」
fさんの方は少し驚いたような感じで、仕事が効率化できるならと次回具体的な提案を上司の方と受けていただけるお約束を頂きました。
さて、上司の方同席での提案内容の説明ですが、自分が今できること、 効率化が見込める内容、配送物のコストがだいたいどのくらい落とすことが出来そうかを丁寧に説明し、その日のタ方には電話にて提案内容採用に連絡を頂きました。 (本格的に受注できた第1号でしたねこの案件!)
今回の場合は、 決定権者である上司の方に対して提案したのではなく、 実際に担当している担当者に提案し、担当者から上司に提案内容を受け入れるよう説得してもらったという、 少し珍しいパターンです。
【そこで皆さんに是非お勧めしたいこと】(まとめ)
相手との人間関係の構築で一番最初にやるべきことはなんと言っても「笑顔で接する」です。そして相手に対して、いかに重要な仕事をされているのか、重要な存在なのかを誠意を込めて訴えいてください。 そうすれば、相手は自分の味方になってくれます。
そして、お互いに気持ちよくビジネスが展開できると思います。
皆様の参考になれば幸いです。
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