みなさんこんにちは!おかげさまで反響(少~し)ありましたので、続きを書いてみることにしました。今回は、「心の強さ」について深堀します。
今回は前振りですが、予備知識として斜め読みでもよいのでお読みいただければ幸いです。
さて、前回私の面接官としての視点をご紹介しました。採用担当の方は、個々にお考えがあるでしょうが、基本的に押さえるべき点は同様化と思います。
前号で、面接官としての(私の)視点は、以下の4点をご紹介しています。
1 面接官としての(私の)視点
(1) 心の強さ【一番重要】
(2) 長続き
(3) チームワーク
(4) 創造力と問題解決力
一つずつ掘り下げてみたいと思います。
2 心の強さとは何?
私は「昭和46年生まれ」となりますので、心の強さとは昭和の言葉でいえば、「根性」となりますね(笑)。しかし今は令和ですので令和の言葉に訳しましょう。
ちなみに、国語辞典を引いてみると??
① 気が強いこと。強情であること。また、その度合。
② 心丈夫であること。たのもしいこと。また、その度合。
意味不明でした(笑)。「メンタル」や「メンヘラ」という言葉を引用するとピンとくるかもしれませんね。
心の強さとは、一言でいうと「そう簡単にメンヘラにならない!」といった方がいいでしょうか。(メンヘラとは、何らかの理由で心の病になってしまうこと)
現代社会での企業の大きな課題の一つは、社員の心の病を防ぐことなのです。メンタルヘルス不調により連続1か月以上休業した労働者又は退職した労働者がいた事業所の割合は10.1%。
なんと10社に1社は、心の病で社員が休職又は退職を余儀なくされているのです。
出典:厚生労働省
ということなので、学生の皆さんの最初のミッションは、は企業側に「私はそう簡単にメンヘラにはなりませんよ!!!」とアピールすることとなります。
さあ、みなさんの心の強さを面接官に対して示してください!
2 具体的な事例
(1) 部活やアルバイトなど自分の経験をテーマにする。
具体的な事例を挙げる。なんて就活生はあらゆるところで言われていますよね。そのとおりです。心の強さを手っ取り早く示す方法とは!
自分が学生時代にやり抜いたことを一つでいいので、まとめてみればすぐにできます。その際のポイントは、非常に困難な状態を克服したことを話すことです。
部活なら挫折したこと。そしてその挫折からどう立ち上がったのか?アルバイトなら仕事上の大失敗やお客さまからのクレーム対応の経験とその克服経験。
心の強さとは、自分が大ピンチの時にこそ真価が問われるもので、この大ピンチを跳ね返す力こそが心の強さです。
私の場合は、次のようなエピソードを持っています。
・柔道を5年間(中学2年生から高校3年生まで)やり抜きました。
・ビル清掃のアルバイトを高校3年間やり抜きました。
エピソードがあれば後は自分の心の中にある思い出を掘り起こすだけ。では作文してみましょうか!
私は柔道を中学二年からやりました。どうしても黒帯(初段)が欲しくて日々稽古をしておりました。
ただ、私が黒帯を取るためには大変大きな壁があります。
その壁とは、「体重」です。実は私が中学生の時の昇段審査は次の基準で行われていました。
【初段昇給審査受験概要】
①1級を持っていること(当たり前ですね)。
②昇段審査の試合で8勝すること。
③昇段審査は無差別級とする。
④8勝の後、型の審査を受けて合格すること。
以上です。私の最も厳しい壁は、この無差別級で行うことなのです。なぜなら私は、当時体重が54キロしかありませんでしたから(笑)
中学3年生の時に挑戦し、見事に全敗した経験があります。対戦相手がみんな体重90キロ前後でボーズ頭でみんなおにぎりみたいな顔してました(笑)
体重がほぼ倍の相手に勝つことは困難です。ですが当時はまだ「柔よく剛を制す」という言葉がそのまま残っている時代でした。(今も残っている?)
この全敗した後、私は自分に足りないものは何か。その足りないものをどう克服すれば体重90キロのおにぎりたちに勝てるのか?必死に考え稽古をしました。(非常に重要!)
結果、高校1年の春に初段を取ることになります。どうやって苦労の末自分の倍もある選手を投げ飛ばしたか?
この失敗談、挫折をもとに這い上がったストーリーは面接で必須です。(少なくとも私のような面接官には効果抜群)
では詳細は次号でお話したいと思います。
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