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借金を考える

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②社会人編
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日本人はとかく借金を敬遠する傾向が強いようです。私もできればしたくないですね。

しかし、正しく借金をすることが、ある意味幸せにつながることも事実かと思います。

先日娘と借金について話をしました。個人的に学びがあったなーと思いましたので書いてみることにしました。

【エピソード】

就活も終盤戦。もう内定ももらっている私の娘。大学最後の1年をどう過ごすか。もう頭の中はそれでいっぱい。

しかし、やりたいことをするためにはお金が必要。そのために就活が終わったらバイトを強烈にがんばるそうです。

そんな時、父親である私は娘に言います。

「もう一年もすれば嫌でも毎日働かなきゃいけないのに。時間がもったいないね。じゃあお父さんがお金を貸してあげようか??」

娘は飛び上がって喜びました。そして私は続きを言います。「もちろん条件がありますよ。」

以下娘にお話をした内容です。

【父から娘へお金の教育】

大学4年生という貴重な時間。社会人になってしまうと、長い連休はなかなか取れない。

だからこそ今しかできないことに時間を使うことが大切だね。そのためにお金が必要ならお父さんが貸してあげましょう。

親子でもお金の貸し借りはかなり慎重に考えなければならない。出来ればしない方がいいものだからね。

それを踏まえてお金をお父さんから借りてください。お父さんがあなたにお金を貸す条件は次の通りです。

【条件】
①何に使うのか使用計画をきちんと示すこと。
例えば卒業旅行で台湾に行く、就職前に車の免許を取る必要がある。こういう建設的な理由ならば貸します。

単純にお小遣いとしてほしいから10万円貸して!などはNGです。


②借金である以上利息を払うこと。

いくら親子でもただという訳にはいきません。本来無目的な借金は、高いと年利18%くらいの利息が付きます。

ですが、私の場合は年利3%とします。理由は民法で定める法定利息が3%だからです。
正直なところ、この資金を投資に回せば、これ以上の利息で運用できることを理解して下さいね。
つまり安いということです。

③返済計画、返済能力
仮に24万円借りたとしましょう。
利息はひとまず考えず、一年で分割払いをしようと考えたら、毎月2万円ずつ返済。
もし48万円なら毎月4万円。約100万円借りたら、毎月約8万円ずつ返済することになります。したがって、社会人1年目のあなたにどれだけの返済能力があるか良く考えましょう。

2年、5年で返すってのは無しにしましょう(笑)

④参考までに

借金をして何か物やサービスを購入するということの最大のメリットは、「時間を前倒しにできる」ということと考えられます。

Y子だけでなくみんなお金を貯めてから何か実行に移そうとするときには時間がかかるはず。

一番わかりやすいのが住宅ローンです。20年後に家が欲しいのではなく、今家が欲しいからみんな高い利息を払って借金をします。

Y子がこの1年でやりたいこと、経験したいことが、この利息に見合う価値のあるものであれば借金すべきです。

最初Y子は単純に今借りれたら嬉しいと思ったはずです。今回はいい機会だから借金について良く考えて見てほしい。

借金を否定しているわけではないよ。借金をする時には、これくらいきちんと考えなければいけないことを知って欲しい。

きっといい学びになると思います。

以上です。このやり取りを通じて、娘がいったいどんな使用計画を立てて、私に借金を申し込んでくるか、実は楽しみです。

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