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社畜にならないために③貧乏くじを引こう?

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②社会人編
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 みなさん!一緒に社畜にならないために考えてみましょう!社畜の定義はみんなそれぞれ。私は①長時間労働②低賃金③やりがい無し!やらされ仕事。これらに該当したら、もはや社畜と私は認定しております。 

 私が25歳だった頃の話。社内選抜の研修を卒業し、新たな店舗に配置されたとき、人生を大きく左右する出来事がありました。それが今回の貧乏くじの話となります。みなさん!貧乏くじは後で当たりくじに変わりますよ!ではエピソードをどうぞ!

当時の私は、金融系業務の経験者だったので、当然新しく配置された店舗でも、金融系の仕事を希望していました。ところがひとまず配置された部署が、物流系の部署だったのです。

サラリーマンですから、配置された部署で仕事をしますが、当時の決まりでは、私が卒業した社内選抜研修を卒業して配置された場合、一旦は物流系の部署に配置になり、その後、総務系又は金融系の部署に配置になることがほとんどで、前年も前々年の卒業生も私が希望する金融系に配置されておりました。当然私は、半年もすれば金融系で仕事ができると思っていたのです。ところが・・・・

会社で大変革が発生しました。なんと物流系の部署の中に、新たに物流系でかつ法人営業専門部署が出来てしまったのです。その部署は物流系業務の精通者であることはもちろんのこと、当時の会社ではほとんどノウハウがなかった法人を対象とした営業を展開する技術も求められる大変高度な部署だったのです。そしてそこに私は強制配置転換されることになりました。当時では社員の同意なくしては強制的に配置転換が出来なかったので、それはそれは酷い目にあいました。

では掛け合い漫才をご紹介します!

●1回目

【管理者】

・兄君(私)、今度物流系部署に法人営業課ができるんだがやってみないか?

【自分】

・すみません。私は物流系の仕事は向いていませんし、料金体系もさっぱりわかりません。とてもできません。

【管理者】

・それは無理だね。分かった。

●2回目

【管理者】

・兄君、昨日も話型、今度物流系部署に法人営業課ができるんだががんばってみないか?

【自分】

・昨日も話したと思います。料金体系すら分かりません。それと私は車の免許を持っていませんので、運転ができません。これは必須だったはずですが?絶対に無理です。

【管理者】

・確かにそれだと無理だね。分かった。

●3回目

【管理者】

・兄君(私)、物流系部署に法人営業課ができるんだがなんとかやってみてくれないか?

【自分】

・何度もお話ししている通り、物流系業務知識も車の免許も持っていません。お役に立てないんです。私は卒業した研修で金融系の専門知識を学んできたのです。何度も申し訳ないですが、どうやってもできないものはできないんです。

【管理者】

・とても無理だよな。分かった。

●4回目

【管理者】

・兄君(私)、悪いが所長が呼んでいる。一緒に来てくれないか?

【所長】

・既に聞いていると思う。物流系部署に法人営業課ができる。君が役に立たないのは分かっているが、新しい部署で座っているだけでいいからやってもらいたい。

【自分】

・(この人たちバカなんじゃないか・・・・もう何を言ってもだめなんだなこれは。)はい。分かりました。

 分かります?信じられます?簡単に言うと、銀行に勤めていたあなたに、明日から宅配業者で法人専門担当として働いてくれ。役に立たなくていいから。と言われたようなものです。25歳にしてせっかく社内選抜研修を出て、これから勉強してきた金融系の知識を使って更に頑張ろうと思っていた矢先にです。今でもその悔しさを忘れられません。

 ところが・・・このとんでもない貧乏くじが後々当たりくじに変わるのです。その当時では、物流系法人専門セクションのスタッフは皆無であったため、会社は多大な投資をして私に教育をしてくれました。確かに素人同然の私ではありましたが、本来自分の時間とお金を使ってスキル向上を図るところ、給料をもらいながら教育をしてもらえることになったのです。

 すると5年後、10年後にとんでもないことが起きました。5年後には、物流系法人専門セクションがほとんどの支店で立ち上がり、通常業務の位置づけになったのです。その時からスタッフになった社員は自力で努力することになりますが、私はすでにベテランです。さらに10年後には、たんなる配達担当でさえも、営業所のスタッフ全員が物流系法人営業をするのが当たり前になったのです。その時には私は達人級です。

【まとめ】

 貧乏くじと思われるような「えらい災難」は、私生活でも仕事上でも起きてしまうものです。特に仕事の場合は、誰もが嫌がるような仕事、クレーム処理、新規事業の立ち上げ、プレジェクトチーム。この手の仕事は本当に大変ですが、自ら進んで取りに行かないと経験することができません。自分の価値を高めることが長い人生で生き残る秘訣です。積極的に貧乏くじ(実は大当たりくじ)を取りに行きましょう!

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