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マインドチェンジ①

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②社会人編
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 いきなり質問!あなたなら次のどっちの部下を評価しますか?いや、はっきりいます。どっちの部下に高い給料を払いますか??

 A君:毎日定時で上がる。仕事中はネットばかり見て、集中して仕事をしていない。無駄口が多い。

 B君:毎日残業をする。仕事ぶりは真面目。常に集中しており誰が見ても一生懸命。

 もちろんB君ですよね。

 ではもう一度聞きます。

 そんなA君は、仕事の成果物の量が周りの人の2倍。しかもクオリティーが高い。

 一方B君は、仕事の成果物の量がほぼ平均点。ところが残業する分だけ人件費費用が掛かってしまっている。クオリティーは可もなく不可もない。さあ、どっちに高い給料を払いますか?

 少し考えつつも、または、条件付きでA君と言いませんかね?

 条件付きとは、例えば無駄話をしないとか、まじめに集中して仕事するとか、そんなところではありませんか?ここで一つ私が実際に体験した非常にくだらなく、しかも今の日本の構造的な問題についてものの見事に表している面白いお話しをします。

 【体験談】

 私は店舗で営業担当していた時に、広告を売る仕事をしていました。非常に成績が良く、全国区で3位以内に入るほどの成績でしたが、管理部門である支社の担当からお叱りの電話を頂きました。その理由は以下の通りです。

 (管理部門支社担当からの指導内容)

 広告の売上高を上げるためには、顧客のもとへ訪問することが一番重要。あなたはまったく訪問していない。とにかく訪問件数を増やすように仕事のやり方を見直しなさい。

 皆さん分かりますか?この矛盾。。私は全国で3位に入るほどの成績を収めているのですが、実は管理部門である支社からの指導である顧客のもとへの訪問を一切やっていなかったのです。

 私が取っていた手法は、見込み顧客へDMを送り、数日後に電話連絡のうえ丁寧に広告のユーザーメリット及び商品性の説明を行い、興味がある場合は来店いただくというものです。

 ところが管理部門からの指導は、これではダメだと。言われたやり方に直しなさいと言われてしまいました。(笑)そこで私は次のように管理部門の支社担当へ回答しました。

 (私からの回答内容)

 「承知しました。今までのやり方を改め、来月からは訪問件数を10件以上になるようにします。その代わり、広告の成約実績はゼロになりますがよろしいのですね。訪問件数10件と、広告の成約実績とどちらか選んでください。」

 すると管理部門の人間は途端に黙り込み、結局今までのやり方で良いということになりました。この話は、手段(実績を上げるために訪問活動をする)ということが、いつの間にか目的になってしまったのです。これが日本でとても多くある現象で、日本が生産性が低い根本理由の一つになっていると私は考えています。

 さて、話を戻します。もうお分かりですね。先ほどの話。会社の目的は業績を上げること。したがって、業績が上がるのならば、A君のように、集中できないときはネットで遊んでいても、周りの社員と無駄口でもコミュニケーションをとること否定するのではなく、得意なところ、いいところを拾い上げて、周りにも理解してもらうようにすることがマネージャーの仕事でしょうね。少なくとも私はそうしています。

 みなさん!目的を達成するための手段は、人の数だけあります。オーソドックスな方法を教えて、それをどうアレンジしていくのか。自分自身で考える。そして、マネージャーの立場なら、アレンジの手伝いをしていく。ぜひマインドチェンジしてみてください。

 

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