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若い日の頑張った自分③研修(虎の穴)

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②社会人編
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 昭和46年生まれの私が30代だった頃、家族の幸せのため、とてつもなく厳しい労働環境で働いていました。今では絶対に考えられない労働環境です。今回はその第二弾です。その名も「虎の穴地獄の研修」(なんちゃって!)どれだけ過酷だったか、そしてそこから何を得たのかをお伝えします。最後のまとめだけでもご覧になってください。

1 参加した研修

 泊まり込み5日間の研修です。マーケティング能力及び営業スキル向上を目的とした研修で、研修のカリキュラムは、朝9時00分から17時までとなっております。全寮制で、寝具の貸し出し有り、大浴場有り、3食付きです。しかもすべて会社負担です!

 全寮制の特権で、朝食ギリギリまで寝ていられますし、17時に研修が終われば、同僚たちとすぐに飲みに行ける!どうです?素晴らしい労働条件でしょ!!ところが・・・・・・・・・・・

2 実態

 ・正規研修時間:9時00分~17時00分

 ・自主研修時間:18時00分~翌朝7時00分(いわゆる徹夜です。)

 ・朝食、昼食、夕食、お風呂は、それぞれ10分以内に済ませる。寝る時間は、明け方太陽が出てから1~2時間程度という殺人的な0泊5日の研修でした。

 つまり、毎日自主研修という名目で、なんと18時から翌朝7時までの13時間も、残業扱いでなく無給で強制された研修カリキュラムが用意されており、通常の研修時間が8時間ですから、両方合わせて、1日約21時間研修に参加していたことになります。信じられますか?

 今の時代ですと、普通に9時から始まり17時に終わる。お昼休みを抜かして概ね7時間のカリキュラム。こんな感じでしょうから、私の経験した地獄の研修(通称虎の穴)は、時間数を割り戻すと、単純に5日間で、15日分のカリキュラムを詰め込まれたことになります。

 しかも常に恐怖による極限状態に追い詰められていたので、研修につきものである「居眠り」なんて全くあり得ない世界でしたから、その集中力分を考慮すると、まさに30日分の研修に相当するのではないかと思うほど、過酷であり、あらゆることを身に付けることが出来ました。

 少し論点がズレますが、こんな厳しい研修や残業だらけの時、自分を支えていたのは何だったのか考えました。当時の自分の考えは、どんなに激務でも、どんなに残業時間が多く、休日出勤が多くても、妻と子供の幸せのため、どうしても出世して金銭的にゆとりある生活を送らせてあげたかった・・・。しかし、この考えは間違いだったことに今は気付いています。

  それは、当時3、4歳だった子供が、今気付いたら20歳になっています。そうです。私がふと気づいた時には、小さかった子供が、既に大人になっていたのです。私は会社での地位と高い給料と引き換えに、大切な家族との時間を失ってしまったのです

4 みなさまにお勧めしたいこと

 家族を幸せにするためには、確かにお金が必要です。特に子供の将来を考えれば、学費に膨大なお金がかかりますので、父親としては出世し、給料を増やして、子どもには経済的な理由で進学できないなんて、可能性をあきらめるようなことは絶対にさせたくない。これはどこのお父さんもそうだと思います。そのためには誰よりも働く。当然の時代でした。

 しかし、今振り返ると、出世よりも、お金よりも、家族と一緒にいる時間をいかに増やし、人生を共有することがいかに大事だったのか?そして二度とその時間は取り戻すことができないことを痛感しています。どんなに金銭的に恵まれても、家族と本当の意味で時間、すなわち人生を共有しなければ、幸せにはなれないと私は結論付けました。みなさまのライフスタイルを考えるのにお役に立てばと思います。

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